毎日英語・英会話

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    Let's get cracking!

    今日は金曜日。
    NHK「ラジオ英会話」はいつもの復習回(Review)ですが、クリスさんのオープニングの一言に、おやっ?と思いました。それは

     Let's get cracking!

    です。ちょっと耳新しくありませんか?
     Let's get started.(さあ、始めよう)
    と同じ意味の口語表現です。

    ただ、crackは「割れる、ひびが入る、(ムチで)ピシャリと打つ」といった、文字通りインパクトを伴う意味の動詞です。

    それで、Let's get cracking! は単に「始めましょう」というより「さっさとやろうよ!」というニュアンスがあります。


    Let’s get 〜 は応用のきく表現です。
    考えてみれば get は「〜になる」で、その後に来る「〜」によってどんな意味にも使える万能選手のような動詞なので、Let's get 〜にもいろいろなケースがあります。

    たとえばビジネス英語でよく出てくるのが、

     Let's get down to business.
     (本題にとりかかりましょう。)

    最初の雑談から仕事モードに入るスイッチのように使うといいですね。


    また、日常会話では、

     Let's get together.
     (また会いましょう。)

     Let's get out of here.
     (ここを出よう / もう帰ろう)

    といった定番フレーズがあります。


    今日は、放送の SAY IT IN ENGLISH に関しても書くつもりでしたが、Let's get cracking から思いの外長くなってしまったので、それはまた別の機会にします。

    では、楽しい週末を!

    「痛み」の英語表現

    NHKラジオ英会話」 LESSON 68は、ジムでしごかれたヨシが筋肉痛になってしまいました。

    そこで、「痛み」の表現がいくつか出てきました。

     I'm so sore today!
     (今日は身体が痛いよ!)

     Every muscle in my body aches!
     (全身が筋肉痛なんだ!)


    最初の sore は形容詞で、
     I have a sore throat.(喉が痛い)
    のように、名詞にかかる使い方を比較的よく聞くと思いますが、今回は I'm sore. と、動詞を説明する形が出てきました。


    sore はヒリヒリする痛みや、今回のような頑張りすぎた後の筋肉痛などに使われます。
    たとえば誰かが転んで肘を擦りむいたのを見て、「痛そう・・・」と言うのなら、
     It looks so sore!
    となりますね。


    2番めの文の ache は動詞ですが、放送では hurt との比較をしていました。
    その時の説明では、hurt は身体の外側の痛みについて使うことが多い、ということでしたが、実際の例としては

     My back hurts. (背中が痛い。)
     My chest hurts when I cough. (咳をすると胸が痛い。)

    と、背中は外側ですが、2つ目の胸は内側ですね。


    一方、ache は「ズキズキする痛み」と説明されていました。
    英英辞典を見ると、ache = to hurt with continuous pain のように書かれていて、この continuous がたしかにいつまでも「ズキズキ」する感じです。

    そして、ache というと headache(頭痛)、backache(腰痛、背中の痛み)、toothache(歯痛)のように、「〜痛」という名詞を作るパーツにもなりますね。
    (腰や背中の痛みは back pain という言い方もあります。)


    sore のような形容詞としては、painful が幅広く「痛い」に使えそうです。
    他に、stiff は肩や首がこっている状態。

     I've got a stiff shoulder.
     (肩がこっている)


    最後に、「ひどく痛む」時の口語表現があります。
    たとえばたくさん歩いたあとで、

     My legs are killing me.
     (足がひどく痛い。)

    killing me = 死ぬ(殺される)ほど痛い、という言い方です。
    たまに使ってみるといいですよ
    ・・・ 使うチャンスがない方がいいですが。☆彡

     

    the hard way を知らないと痛い目に遭う?

    今日の「NHKラジオ英会話」 LESSON 67。
    「way や as を説明に使う」という内容でしたが、

     I found out the hard way that you should always back up your data.
     (私は、いつもデータのバックアップをすべきだということを、痛い目にあって知った。)

    この the hard way の使い方を覚えました。

     

    ここでの the hard way は、found out の目的語(厳しい道を発見した)となるのではなく、「苦労して、つらい経験をして」と説明する、副詞句になるのです。

    日本語から直訳すると through the hard way などとなりそうですが、実際にはそうはならないのが面白いですね。


    これについて、英英辞典で次のような説明を見つけました。

    do something the hard way
    = to learn, achieve, or do something after a bad experience or by making mistakes
    (ひどい経験や間違いを通じて、何かを学ぶ、成し遂げる、する)


    この説明からも、the hard way はいろいろな動詞・動詞句を説明できることがわかります。

     If she won't listen, she'll have to learn the hard way.
     (彼女が聞く耳を持たなければ、身をもって/痛い目をみて学ぶことになるだろう。)

    のように、learn の例文はたくさん見つけることができます。
    また、次のようなケースもあります。

     He earned his promotion the hard way.
     (彼は苦労の末昇進を勝ち取った。)


    また、今日のテキストには、
     Nobody could eer love you the way I do.
     (誰も絶対私のようにあなたを愛することはできない。)

    これも、the hard way と同じで、使い慣れておかないとすぐには出てこないと思います。
    それにはやはり、音読・暗唱ですね。


    ただ、これはビリー・ジョエルの Just the way you are の歌詞

     I want you just the way you are.

    とまったく同じパターンなので、おなじみの方も多いかもしれませんね。(^o^;)

    fix が「固定する」ものいろいろ

    今日の「NHKラジオ英会話」LESSON66で、

     I'm wondering how to fix it.
     (私はどうすればそれを直せるのかと思っています。)

    という文が出てきました。
    放送でのポイントは wonder のイメージでしたが、後半の動詞 fix もなかなか見どころがあります。

     

    fix = to make firm, stable, or stationary

    ということで、物を「固定する」が基本のイメージです。

     The shelves should be fixed to the wall with screws.
     (棚は壁にネジで固定しなければならない。)

    というのが基本の意味で使った例ですが、たまたま今日のダイアログは、イスのネジが緩んでしまってどうしよう・・・という話でした。


    今日のキーセンテンスは

     I can tighten the screw with my penknife.
     (そのネジは僕のペンナイフで締めることができる。)

    でしたが、この tighten と似た感じですね。
    でも最初の fix の意識は「修理する(repair)」。次の例と同じです。

     Can you fix the broken television?
     (こわれたテレビを修理してもらえますか?)


    次に、かなり昔のことですが、アメリカでホームステイした時に覚えたのが、食事の支度をするという fix です。

     I'll clean the room and you fix dinner.
     (僕が部屋の掃除をするから君は夕食の支度をして。)

    これは、特にアメリカで使われるようです。


    また、日にちを決める場合も、次のように fix で言うことができます。

     Let's fix the date for the meeting.
     (会議の日にちを決めよう。)

    これに似た例としては、次のような場合もあります。

     Will you fix the appointment with Mr. Johnes?
     (ジョーンズさんとのアポを決めておいてくれる?)


    最後に、あまり関わりたくない例を1つ。

     The game is fixed, isn't it?

    「試合が固定されている」とは・・・?
    これは勝ち負けが最初から決まっているということです。
    つまりこの文は、「この試合って八百長だよね?」ということ。(T_T)


    他にもまだいろいろありますが、今回は会話に出てきそうな fix をいくつか選んでみました。(^o^;)

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    「句動詞」で英語らしい表現をマスターしよう

    今日は、今月のテキストから「クリスの英語でよもやま話」を読んでみました。

    クリスさんは何と、「全英大学卓球選手権」でベスト8まで進出したという輝かしい戦歴を持つ、卓球の名選手だったようです。

     

    そんな話の中から、英会話でネイティブスピーカーがとても良く使う「句動詞」(phrasal verb)、つまり
     「動詞+副詞」
     「動詞(+副詞)+前置詞」
    のまとまりによる表現を抜き出してみました。
    「英語らしい表現」の1つの特徴がこの句動詞なので、私は特に注目しています。

     

    クリスさんは若いころはサッカーやラグビーのようなハードなスポーツもやっていましたが、寄る年波には勝てず(?)、最近はゴルフをしているそうです。

     To make up for this sad fact, I added another sport --- golf!
     (この悲しい現実を埋め合わせるために、別のスポーツを加えました。ゴルフです。)

    1. make up for (欠点・不足など)を埋め合わせる、補う
    (例) I don’t eat breakfast but I make up for it at lunch.
     (朝食はとらないが、それを昼食で埋め合わせる。)


    それはさておき、ということでクリスさんは輝かしい過去の日々の話を始めます。

     But let me get back to my favorite sport --- table tennis.
     (しかし、私のお気に入りのスポーツに話を戻させてください。卓球です。)

    2. get back to 〜に戻る
    (例) Let’s get back to the main point of the discussion.
     (議論の本題に戻りましょう。)
     

    子供のころから卓球に親しんでいて、かなり強かったクリスさんは、オックスフォード大学でも卓球部に入り、選抜チームの選考にトライします。

     I decided to try out for the University team.
      (大学のチームの選抜テストを受けようと決心した。)

    3. try out for 〜のテスト・オーディションを受ける
    (例) A lot of teams wanted me to try out for other positions.
      (多くのチームが私に他のポジションのテストを受けてほしいと思った。)

    「トライアウト」は日本のプロ野球でも「12球団合同トライアウト」というのがありますね。戦力外になった選手が、このトライアウトで他の球団の目に止まれば新しい機会を得られるというものです。


    さて、クリスさんは見事選抜メンバーの一員となり、「ブルー」の称号を与えられました。そうすると、いくつも良いことがあったようですね。

     Several privileges come with being awarded a blue.
      (「ブルー」の称号を与えられると、いくつかの特権がついてくる。)

    4. come with ~に一緒についてくる
    (例) The computer comes (complete) with software and games.
      (そのコンピューターにはソフトとゲームがついてくる。)

    come complete with として使われることもあり、意味は同じです。


    クリスさんのこのコラムは、「読解力と語彙力が身につく」というコーナーですが、文章でありながら口語表現にもかなり配慮されていて、このような句動詞やイディオムがたくさん出てきます。

    ボリュームの点から見ても、ゆったりと音読してみると4分前後で、英語のスピーチの練習に使ったらもとても良いのではないかと思います。

    音声データがないのが残念ですが、繰り返し音読がおすすめのコンテンツです。

     

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