毎日英会話

    「NHKラジオ英会話」から毎日の気づきを書いています。

    知覚構文(知覚動詞)と I saw her standing there

    ビートルズの初期の曲に、I saw her standing there というのがあります。

    今日のNHK「ラジオ英会話」 LESSON47のキーセンテンス

     I saw you trying to hide something.
     (あなたが何かを隠そうとしているのが見えた。)

    を見て、この曲を即座に思い出しました。

    動詞 see, hearなど「知覚動詞」の場合

     動詞 + 目的語 + 〜ing
     動詞 + 目的語 + 原形(*この原形は「原形不定詞」)

    があり、今回のテキストにも次のように比較されていました。

     動詞 〜ing形は生き生きとした行為を描写(「写真のような情景描写」)する形
      I saw you trying to hide something.
      (あなたが何かを隠そうとしているのが見えた。)
     動詞原形は単に「〜する」なので、写真のようにとらえた感触はなくなる
      I say you try to hide something.
      「あなたが何かを隠そうとするのが見えた。

     

    「写真のように」を除けば、これは自分が今まで習っていたとおりで、納得でしたが、そこではたと、

     I saw her standing there が "stand"だったらどう違うの?

    と思ったところから悩み始め、そのために私の通勤時間のダイアログ暗唱タイム(→「ラジオ英会話」 私の聴き方)が飛んでしまったのでした。


    結論を言えば、選んだ動詞が悪かったのが悩んだ原因。(ToT)
    ということになります。しかし、おかげでわかりました。

     I saw you trying to hide 〜 の tryは「動作」
     I saw her standing there の stand は自動詞(自動型)では「状態」

    なので、standingと 〜ing形になっても「生き生きとした行為」にはなりません。


    では何が違うかというと、まさに「写真のように」その瞬間をとらえているのが 〜ing形
    というのがここのキモだったのです。

     

    I saw her standing there の歌詞を見てみましょう。
    それは彼女を初めて見た時のことでした。

     And the way she looked was way beyond compare
     (彼女の姿といったら、もう比べ物がないほど最高だった)

    そこで、
     So how could I dance with another
     When I saw her standing there
     (もう他の子となんか踊る気にならないよ 彼女がそこに立っているのを見たら)

    これはもう、見た瞬間ビビッと来てしまったわけですね。
    もし stand だったら、しばらく見ていたら「あの子、いいなあ・・・」と思った感じになった、みたいな感じですね。インパクトが全然違います。


    ・・・というのが私の今日の気付きでしたが、援軍を見つけました!
    知覚動詞のこの構文について高校時代から愛用している文法テキストに、こんな説明が。

    「一般に、不定詞の場合は『動作を初めから最後まで見る/聞く』で、現在分詞(〜ing)の場合は『動作の途中を見る/聞く』である」
    (「英文法解説」 江川泰一郎:金子書房 333ページ)
     
    ということで、長くなりましたがスッキリした!

    (これです)