今日は、今月のテキストから「クリスの英語でよもやま話」を読んでみました。
クリスさんは何と、「全英大学卓球選手権」でベスト8まで進出したという輝かしい戦歴を持つ、卓球の名選手だったようです。
そんな話の中から、英会話でネイティブスピーカーがとても良く使う「句動詞」(phrasal verb)、つまり
「動詞+副詞」
「動詞(+副詞)+前置詞」
のまとまりによる表現を抜き出してみました。
「英語らしい表現」の1つの特徴がこの句動詞なので、私は特に注目しています。
クリスさんは若いころはサッカーやラグビーのようなハードなスポーツもやっていましたが、寄る年波には勝てず(?)、最近はゴルフをしているそうです。
To make up for this sad fact, I added another sport --- golf!
(この悲しい現実を埋め合わせるために、別のスポーツを加えました。ゴルフです。)
1. make up for (欠点・不足など)を埋め合わせる、補う
(例) I don’t eat breakfast but I make up for it at lunch.
(朝食はとらないが、それを昼食で埋め合わせる。)
それはさておき、ということでクリスさんは輝かしい過去の日々の話を始めます。
But let me get back to my favorite sport --- table tennis.
(しかし、私のお気に入りのスポーツに話を戻させてください。卓球です。)
2. get back to 〜に戻る
(例) Let’s get back to the main point of the discussion.
(議論の本題に戻りましょう。)
子供のころから卓球に親しんでいて、かなり強かったクリスさんは、オックスフォード大学でも卓球部に入り、選抜チームの選考にトライします。
I decided to try out for the University team.
(大学のチームの選抜テストを受けようと決心した。)
3. try out for 〜のテスト・オーディションを受ける
(例) A lot of teams wanted me to try out for other positions.
(多くのチームが私に他のポジションのテストを受けてほしいと思った。)
「トライアウト」は日本のプロ野球でも「12球団合同トライアウト」というのがありますね。戦力外になった選手が、このトライアウトで他の球団の目に止まれば新しい機会を得られるというものです。
さて、クリスさんは見事選抜メンバーの一員となり、「ブルー」の称号を与えられました。そうすると、いくつも良いことがあったようですね。
Several privileges come with being awarded a blue.
(「ブルー」の称号を与えられると、いくつかの特権がついてくる。)
4. come with ~に一緒についてくる
(例) The computer comes (complete) with software and games.
(そのコンピューターにはソフトとゲームがついてくる。)
come complete with として使われることもあり、意味は同じです。
クリスさんのこのコラムは、「読解力と語彙力が身につく」というコーナーですが、文章でありながら口語表現にもかなり配慮されていて、このような句動詞やイディオムがたくさん出てきます。
ボリュームの点から見ても、ゆったりと音読してみると4分前後で、英語のスピーチの練習に使ったらもとても良いのではないかと思います。
音声データがないのが残念ですが、繰り返し音読がおすすめのコンテンツです。
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