受験英語は役に立ちますよ、というところまで(3月27日)書きましたが、私は大学に入学して思いがけず英語サークルで4年間を過ごすことになりました。
この4年間が、私の英語学習歴の中で大きな意味を持つことは間違いありません。そして、ここでの経験には、今から同じ時間を過ごせない方にもあてはまる(応用可能な)こともありますので、参考にしていただければ嬉しいです。
サークルに入ったきっかけは全くの偶然で、特に「大学で英語を頑張ろう!」などという気はなかったのに、勧誘について行って成り行きでという感じでした。ただ、説明会の時に見たディベートの実演で、受け答えも含めてよどみなく話す姿は印象的でした(と言っても、おそらく台本があったと思いますが)。
私のサークルは、全員がディベート、ディスカッション、スピーチの3つを、部内での大会に向けて練習するというスタイルでした。それに加えて、週1回参加できる時間でグループ分け(Lessonグループ)して、英会話の基本練習をしていました。
ちなみにこのLessonでは「アメリカ口語教本(中級)」(研究社)を基本テキストにして、まとまったテキストの暗唱もよくしていました。
しかし普段の活動にネイティブのアドバイザーが来るわけではなく、最初のうちは「日本人同士でばかり英会話していて大丈夫?」と思いましたが、「話す」能力を伸ばすという点では、日本人相手でもやる価値は十分ありました。
思ったことを英語にするのは、練習しないとできないのは当然ですが、「話すのは自分」なので、その時に何が難しく、どこでつまづくのかは、相手が日本人かネイティブかを問いません。そうしたことは、話す機会が多いほど気づきがあります。
話はそれますが、当時にはなかった「オンライン英会話」が今は簡単に利用できますね。中には「講師は日本人」というオンライン英会話もあります。
たとえば
私は、利用目的によってはオンライン英会話は必ずしもネイティブでなくてもいいと思います。
理由の1つは先ほど書いた「話すのは自分」だということ。もう1つは、日本人と言っても英語サークルの先輩とは違い専門家です。質問したいことがあれば、英語しか放さないネイティブより。自分の疑問を正確に伝えられるし、答えも日本語ならわかりやすいですね。
私の英語サークル時代は、活動自体は「英語を話す自分の力を知る機会」と割り切って、そのための力は、Lesson活動や、ラジオなどの素材でつけるようjしていました。しかし今はウェブ素材やスマートフォンアプリ、それにオンライン英会話など、とても恵まれた環境があります。
オンライン英会話は、基本的にはそこで学ぶというより実践練習として利用するものだと思いますが、先ほど紹介したように、質問しやすい環境も得られるので、ご自分のニーズに合わせて利用するといいとお思います。
長くなってきたので、サークル活動についてはまた続けます。