今日の「ニュースで学ぶ現代英語」で新しい単語に出会いました。それは、
"hinder"
TURMOIL HINDERS RELIEF WORK IN DEVASTATED AREAS
(混乱によって被災地の救援活動が妨げられる)
3月28日に発生したミャンマーの大地震で、救援活動が困難に陥っているというニュースですが。hinder は
to make it difficult for something to develop or succeed
で、日本語では「妨げる」に当たります。
ところで「妨げる」というと、prevent を思いつくかもしれませんね。たとえば、
His poor health prevented him from going to work.
(彼は体調不良のために仕事に行けなかった)
と、prevent A from B の 形で使います。
これに対して hinder は、このニュースの本文にも
Aftershocks could hinder rescue efforts
(余震が[起こったとしたら]救助活動を妨げる可能性があるだろう)
という文があるように、単に何か(目的語)を妨げるという形になり、prevent と同じ形では使われません。
このように、対比して文の形で覚えておけば、印象に残ると思います。
なお、hinderはこういうニュースの中では使われますが、日常会話などではちょっと固いので、gets in the way of 〜 がよく使われるようです。
先ほどの文では、
Aftershocks could get in the way of rescue efforts
という風になりますね。ついでにもう1つ例文を。
Poor English got in the way of his promotion.
(英語が下手なことが彼の昇進の妨げになった)
こんな悲しいことにならないように、ぜひ覚えておきましょう。