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リスニング、おすすめの練習法

NHK「ラジオ英会話」 LESSON 58は「命令文のバリエーション」でした。
キーセンテンスは、

 Don't be overawed.
 (おじけづかないでください。)

初めての海外生活をするためにニューヨークに着いたシホが、ジェームスに「何か生活のアドバイスがありますか?」と尋ねたのに答えたところです。


この overawed は使ったことがなかったので、ダイアログを聴いた時には聴き取れませんでした。

もともと動詞 overawe(威圧する、畏れさせる)の過去分詞ですが、この動詞は今回の文のようにほとんど受け身で使われるので、overawed は形容詞として覚えてもいいですね。


ところで、ここでリスニングについて1つ考えてみてください。

放送では、すぐにダイアログの和訳と単語の説明があるので、overawed は「おじけづいて、気合い負けして」という形容詞だという答えがわかりました。

仮に、これがCDなどの教材で、自分で答えを見なければ正解がわからないような場合、「聴き取れるまで、推理しながら何度も聴く」
という方法もあります。


たしかにこの方法で、最初に聴き取れなかった単語の正解にたどりついた時は嬉しいもので、達成感があります。

しかし、個人的にはそれよりも、すぐに正解を知ってしまい、その後で何度もその音に慣れる方が、ずっと効率的だと思うのです。

何度も聴いて推理できることは、それなりの実力だと思いますが、実際の会話では、相手にそう何度も繰り返してもらうわけにはいきません。

実際の会話ではどんな単語が登場するかわかりません。
即座に聞き取るには、どれだけたくさんの単語の「音を知っているか」が勝負です。


そのため、練習としては「聴き取りチャレンジ」のようなことは一度もしないで、最初からテキストを見ながら聴いてしまってもいいと思います。

それでまず、「単語」と「音」を頭のなかでつなげてから、「音」だけに繰り返し集中して「自分が聴いてわかる単語」を増やす、ということでいいと思います。

これだったら、リスニングの練習を苦痛に感じることはないと思います。
リスニングを手っ取り早く強化したい方、リスニングが苦手な方には、ぜひ試してほしいと思います。


最後に、私は毎朝「ラジオ英会話」の前に「中高生の基礎英語 in English」の最後の3分くらいを聴いています。俳優の鈴木福さんが頑張っている番組です。(^o^)

この中で最近、awesome!(素晴らしい!)という単語を練習していました。
これも、overawed と同じ awe に設備語 -some (〜のような) がついて形容詞になり、
「恐ろしく感じるほど素晴らしい」といった意味になっています。

この -some がつく単語には、troublesome(面倒を起こすような)、fearsome(恐怖をおぼえさせるような)、lonesome(1人で寂しい)といった風に、いくつもあります。


こういう接尾語は割と自由に使えるので、誰かがちょっとした気分で何かの単語から「◯◯some」という単語を使ってそれが流行り、いわゆる「新語」になって長い間に定着していく、ということもあるのかもしれません。